ドラス倶楽部 #23


 ジュンさんにおねだりして貰ったブッシープレコです。夜行性で朝起きたら水槽が少しずつ綺麗になっています。スポットがなかなか綺麗で気に入っております。


 とりあえず45レギュラー水槽に1週間入れときますとご覧の通り〜 珪藻緑藻系と相性バツグンでみるみるクリアに。その反面めちゃんこクソします、ちくしょうプッシープレコめ。

ドラス倶楽部 #22

 第5回アクアトーキングレビュー(ATR)に参加してきました。

会場である大阪動植物海洋専門学校のウェルカム水槽withひろぴー先生ピクチャー

 アクアトーキングレビューについてこちらで詳しくご覧になれます。簡単に説明するとアクア好きが集まって、アクアな講義を聞きながら、一日中ワイワイするイベントです。第五回の主役はウツボに首っ丈の大森尚也氏&いにしえのジャパニーズホームアクアリスト山田充哉氏でした。

 前半戦は大森氏によるウツボの繁殖と飼育について。

目の前で本命を後輩に寝取られ唖然とするウツボ♂

 社会に潜む研究者、なんと会社員の傍ら休日を利用して足繁く海に通い博士号取得まで修められたというから驚きです。さながら寄生獣、というかそれ以上の潜伏… 

 詳しくはイベントをリアタイした人の特権として、印象的だったのは半端ない計画性と恋心です。ウツボの繁殖行動を見るために個体を絞り時期を絞り場所を絞り、ジリジリと追い詰め、最終的には卵を産む決定的瞬間を目撃するために夜の水族館に張り付いたとのこと。その執念とも呼べる行動力には脱帽です。内容に加えて卵巣で満たされたウツボ3種盛りの写真スライドとか、KISSしたまま昇天して行くウツボ夫婦の初夜動画とか、衝撃資料もてんこ盛りでした。

 飼育編ではアクアリストとしての一面を垣間見ました。ウツボを飼う大森氏、ウツボを獲る大森雨、そしてウツボとシングルベッドで2人の大森氏。うーむ、クールに淡々と喋っていたので気づきませんでしたが、今思い出すとやはりド変態でしたね。アッツアツの血がこちらにもドクドク入ってくる、そんなお話でした。

 熱意に影響されたのか(どうかはわかりませんが)ウツボプレゼントタイムでは10匹以上が欲しい!という方に渡っていきました。ウツボ飼いたい人そんなおんねや…

 最後に大森氏の言葉を借りまして、「ウツボは古代魚である」。(なんとウツボはアロワナに次ぐ古代魚。汽水魚でもその他の魚でもありません!)

 袋とじ付録のようにtanakay氏の写真を浴びながら…

 後半戦は山田充哉氏による日本のアクアリウムの歴史について。


 いにしえのJapanese home aquariumを求めて、アクアリウムの歴史を包括的にお話してくださいしまた。冒頭に「私がモノを見る視点を皆さんと共有したい」と私も常に意識している一言。とりあえず私のことは語り出したら止まらないので置いといて。山田氏はとっつきやすい鑑賞魚の歴史から、当時の資料を用いてスタートです。戦時中の上流階級層での第一次熱帯魚ブームに思いを馳せまして、グッピー、アフシク、大アマゾン、インテリア水槽時代も追って説明してもらい、満を持して本題の器具編に突入します。

 器具編の水槽、ヒーター、エアーポンプ、フィルターの歴史が肝なのですがマジで信じられないほどの量を見せていただけたので、なんと端折ります!ほんの一部ですが、二本足水槽、バイメタル式ヒーター、ピストン式エアーポンプ、サイフォン&エアリフト式外掛けフィルターなど、すでに絶滅した器具がゴロゴロ…

 ラストに非常に感動したスライドを紹介しておきます。これを読み解くには山田氏のスピリットを説明しておく必要があります。


 アクアリウムの歴史というのは誰かが伝えなければ消えてゆきます。それは歴史に限ったことではなく、経験やテクニックたるものも繋がなければ消えてしまうのは言わずもがな。科学は論文がその役割を果たしますが、趣味においては何が支えてくれるのでしょうか。新しく始める、いわゆる初心者の方が毎度ゼロからスタートしているようでは一向に進歩ができないわけで、“積み重ね”が大切になります。

 そこでやっとスライドについて話ができます。消えゆく軌跡を全て一人で網羅するのは不可能ですが、水草の歴史なら、その中でも私はエキノドルスだけならなどと皆が得意科目を分担して進めて何か形にして残す、それならなんとかできそうです。山田氏の場合は器具で私の場合はドラスなのでしょう。その分担と時系列を枝分かれで示したのがスライドの図であり、趣味をさらに昇華させるにはを考える契機になると思います。第一次熱帯魚ブームを経験したであろう方は推定95歳、リミットが迫っております!

 また、日本の歴史ができあがれば海外ではどうなのか、そして比較すると何が言えるのか、というのがアクアリウム民俗学で、一つのゴールだと山田氏は締め括りました。



 以上が私のATRレポとなります。私の性格上、山田氏に寄った感想になってしまいましたが、同じ時間で同じ熱量を受け取っております。次回はいつになるかわかりませんが、趣味の深さを覗くためにも一度は訪れてみてはいかがでしょうか〜

Physopyxis lyra

 いわゆるロックドラスを飼い始めましたのでまとめます。ロックドラスはDescription of two new species of Physopyxis and redescription of P. lyra (Siluriformes: Doradidae), Leandro M. Sousa and Lúcia H. Rapp Py-Daniel に詳しく書かれておりますのでそちらをご参考くださいますyo!お願い申し上げます。

Physopyxis lyra Cope, 1872
(ピューソピュクシス リュラ)

1. 基本データ

 ロックドラスの名前で流通する最大3cmほどの小型ドラスで、ペルーやブラジルのアマゾン川流域に分布するためペルー便で入荷します。今回の購入したのも例に漏れず2cmほどのペルー便の個体でした。うまいこと育てると4㎝くらいにはなるようです。

 頭の反っているシルエットがどこか気に入らなかったので今まで飼育してきませんでしたが、グリーンノートに5匹まとまって入っていたので丁度良いかなと思い、まとめて買いました。余談になりますが、グリーンノートが18周年を迎えたとのことです。おめでたい〜と共になんと私と同い年、しかも誕生日が1日違い!よく行くようになったのは最近の話ですが勝手に運命を感じてしまいます。ちなみに私の方が1日だけ年上です。

2. ギャラリー

 まだ飼い始めて日が浅いのですが、浅いなりに撮り溜めた写真を紹介します。

買ってきてそのままパシャリ。入荷直後はかなり小さかったので見送りましたが、お店で人工飼料も食べるようになり写真の通りの素晴らしい姿に。

立派な豚鼻、三角形。

あんま好かんかったけど、なかなか悪くないな。

以前にも投稿した写真ですが。お気に入りの写真です。

小さくても要素要素はしっかりドラスです。デフォで左向いといてくれんかね。

文句なしに可愛らしいです。

3. 飼育


 これが今の我が家のロックドラス水槽です。飼育に気をつかうことはほとんどありません。強いて言うなら小さい餌を用意するくらいの丈夫な良い魚です。
 アストロドラス亜科に分類されるだけあって砂に潜ります。


 それとどこかで「ロックドラスは昼の間、根っこや水草に絡まって過ごす」と読んだことがあったので適当にウィローモスを入れてみると、まさしくその通りになりました。これ割と感動しました。

 


 30キューブ、45規格くらいの水槽が1番飼いやすいと思います。飼育はラクチンですから見かけたら是非〜。

ドラス倶楽部 #21



 先日買ってきた魚、テネルス クリスチナエでございます。産地はたぶんコロンビアとのことでした。以前までネマドラスになっておったハズですが変わったみたいですね。泳ぐ系のドラスはなかなか集められてないだけに…知識の更新が必要ですナ。この手のナマズはよーわからんと思われがちですが顔つきがだいぶ異なります。馬面のヤツ、猫目のヤツ、タマゴ顔のヤツなど、私的イメージですけど。ハッサー、トラキドラス、ネマドラスらへん。
 チラッと見た感じでは遺伝子をもとに種を整理しているみたいです。当たり前ではありますが結果的に似た奴らが同じグループになっていましたので、理にかなっているというかなんというか、科学ってスバラシイ!というか私自身がドラスについて追えてなさすぎて良くない。

 飼いたいナマズはたくさんいるのですがアマゾン旅行を計画し始めているのでマニーの方はセーブしております。友だちにも何かしらグッズ制作とかオススメしてもらったので始めようかしらと思ってます。ドラスなんかじゃ売れへんやろなとは薄々感じますが、リスクゼロでできることもあり、とりあえずやってみましょうかネ〜

ドラス倶楽部 #20


 こっちがよく見るロックドラス、Physopyxis Lyraです。違いは色々ありますがこちらの方がよりカチカチしてます。よく見るとちゃんとドラスの形をしておりまして非常に愛らしい。
 エサは冷凍赤虫やキョーリン川魚のエサなどをやってます。小さい餌を選んだつもりですが口いっぱいにして難儀しながら食べてます、それもまた可愛い。ヒゲの嗅覚?味覚?は他のドラスと比べても劣るようで探しながら食べます。混泳していると食い負けるので今はロックドラスだけを45に放り込んで飼ってます。

 そんなこんなで現状90レギュラー、60ワイド、60レギュラー、45レギュラーでドラス飼ってます。


 我が家の45水槽特別公開、ロックドラスが10匹おります。味気ないのとドラスたちも居心地悪そうなのとで何か水草か落ち葉か沈ませようと思っています。

ドラス倶楽部 #19


 ちょっと変なロックドラス、Physopyxis ananas です。また近いうちに普通のロックドラスも紹介できたらと思います。
 普通のロックドラスはシルエットがなんかグロくてそこまで好きではなかったのですが、アナナスはめちゃめちゃ好みのカタチで数年前から飼いたかった魚でした。ただコイツ飼い始めたら普通のロックドラスも可愛く見えてしゃーないです。
 2005年と最近に分類が見直されたのもあり、クリアな情報が手に入るのも嬉しいですね。

 この前CDプレーヤーを壊してしまいお気に入りのスマップやブルーハーツが聞けません。ロックドラスのロック繋がりで以前から欲しかったキャロルのCDも買ったのにまだ聞けてません(涙)


ドラス倶楽部 #18


 アカンソドラスデプレッスス?もう死なせた魚ですが紹介しときます。鰭が短いのはお店で塩ビ管に詰まってたからで、飼い込んだら伸びました。小さな目、赤茶色、コロッとした体型、イボイボ、何をとっても可愛いドラスです。

 Wikipediaの英語版ドラス科(Doradidae)のページのイメージ画像が私のアンブリドラスの写真に変わっていました〜 誰が変更したのかはわかりませんけど嬉しいもんですね。ちなみに以前はアクアショップフィンのカリナータスドラスの写真でした。カリナータスドラスほちい。

 室井慎次の映画が公開されるみたいでドラマ踊る大捜査線が見放題になってたので見ました。痺れるぅ〜 面白かったです。映画はまだですのでレインボーブリッジの話はしないでください、ネタバレお断り。



ドラス倶楽部 #17


 以前紹介したスポッテッドトーキングです。夜中に餌やりしたときにフラッシュを焚いて撮った写真ですがめちゃめちゃ白いですね。左後ろにはいわゆる普通のスポッテッドトーキングが写っているので見比べればその白さがわかると思います。
 昼間は濃いグレーの色合いで、夜中になると少し白っぽくなります。さらに餌をやるととほぼ真っ白になります。
 この白色は珍しい気がするものの果たして魅力的かどうか、私は好きですがウケは良くなさそうですネ。

 以前製作中と紹介したアンブリドラスのブックレットですが今年中には難しいかもしれません。リキくんに相談すると流石に原著論文は確認しましょうという話になりました。
 なかなか集める手立てがなく半ば諦めていましたがやはり読むべきですね。自分自身、目的を見失っていたようで反省です。


 表紙予定です。論文が手に入らずとも進められるとこは着々と進めてます。

 先日、今更ですがアニメチェンソーマンを一気に見ました。流行ってるだけあって面白かったです。


 

ドラス倶楽部 #16



 メロドラス、ザソラックスドラス、マダラドラス、パンタナルトーキングなど好き勝手に呼ばれますが、現在ではアンブリドラスに分類されるようです。細かいトコを気にするようであればンヘコと呼ぼう。
 コイツは3年くらい前にたまたま入荷したのを急いで買ったやつです。3年かけて1センチくらいは大きくなったのかな?定説「ドラスは成長が遅い」も間違いではなさそう。

 セックス・ピストルズのアルバムを買って聞きました。衝動!心の芯をゾワゾワ撫でられるような音楽でした。
 というのも以前から有名なのは数曲聞いていましたが、まぁそこまで刺さらずじまいで。破壊的なイメージに憧れのあったのに、私はピストルズにハマれない、パンクが聞けないヤツなんだとかなり失望していました。いや、自分が好きな曲を好きなように聞けば良いんですけど、やはり個人的な憧れが強くて。
 そのままの中途半端な勢いでアルバムを買っちゃって、仕方がないからとりあえず聞いとくカァの気持ちでプレイヤーに入れたら速攻でズドン!全てが最高でした。個人的には特に歌詞、歌詞を見ながら聞いた方が良いと思います。
 興奮しつつ、好きになれたことに安堵しつつ。捻くれた聞き方かもしれませんが私は私なりに楽しめてるようです。

 そんなこんなで、また話は飛びますがアンブリドラスの小さな図鑑、ブックレット程度のを作って売ろうと思ってます。図鑑の内容はほぼこのブログで公開するつもりなので全く売る気がないと言われればそれまでですがまぁ良いでしょう。私自身、形にして満足したいのです。
 構想としては前説、個々説明、飼育その他色々で15ページくらいでしょうか。家のコピー機で刷ったのをそのまま折って冊子風にしようかしらというところです。価格は強気に送料別で500円は超えちゃう予定。二度目になりますがブログ見てもらえれば内容はタダで解禁しておきますので。


 いつものですがこんなのを盛り込もうと思ってます。製作中につき要改善点が盛りだくさん…orz 今年中には完成の予定です。え、販売するのって問題ないよね?そんなとこもまだ全然詰めれてないのでこの話は更地になるかもです。

 将来的にはドラスを全て網羅した図鑑を作りたいのでその第一歩になればと思います。





ドラス倶楽部 #15



 マーブルドラスを2匹買いました。トカンチンスからとのことです。このご時世にブラジル産マーブルを飼えるだけで感涙もの、ありがたい限りです。
 マーブルドラスにはあまり明るくないのですが、おそらく普通のオレンジマーブルドラスかと思います。写真で見る分にはドラスらしくないドラスだなぁという感想でしたが飼ってみてすごくイイなぁと感じました。本当にオススメします。ただ、夜中に無茶苦茶泳ぎ回るので飼育環境は工夫してやるべき魚でしょう。60㎝水槽で飼い切ろうとするのはチョイと殺生かな…

 先日、熱帯魚好きの方とスペースでおしゃべりしました。中でも以前から仲良しのコリ&レインボー狂のリキくんとクレニキクラ狂の玉さんの2人とガッツリ喋りましたが、それぞれ自分の好きな魚に絶対的な誇りがあるようで感銘を受けました。
 私はというとドラスの良さは分かる人だけが分かれば、くらいにしか思っていなかったので完全に2人の熱量に押されっぱなし。同世代ということもあり良い刺激です。

 また、ムダ金使うのは好きな魚に対する冒涜だ!といった旨の会話もしましたが、そこから私が受験期に「勉強するよりドラスに時間を割く必要がある」と半分冗談半分本気に考えていたのを思い出しました。我々の腹の底の色は同じ、ソウルメートだと勝手に思ってます♡

ドラス倶楽部 #14



 オリノコドラスです。以前アップした個体は病気で死なせたので、コイツは新入りです。水槽に入れて2日足らずですが傷ついていた口ヒゲや背鰭が再生してきております。
 やはり飼って初めてわかるオリノコドラスの良さ。まだ10㎝にも満たないサイズですが、大きくなると30㎝は軽く越すようなので伸び伸び育てていきたいと思います。
 というのも私にとってかなり気まずい魚で、死なせてからまた新しいオリノコドラスを買ったことに対して消費した感が否めません。

 最近、お魚さんを死なせるのは良くないと強く思います。魚を長らく飼っている人ほど今回の死は次に繋げようとか、正直仕方なかったとか、自分のものなんだから自由だとか思いがちですが。うーむ、死なせるのはホンマにあかんで。良くない。
 以前、我が家の60センチ水槽で病気が蔓延して魚が全滅した際、まず、病気が蔓延した原因を考えました。そのことを熱帯魚で繋がりのある方に喋ると、まず君が悪いねと一言。この言葉がすごく身にしみました。
 飼育魚が死ぬのは飼育者が悪い、当たり前のことですが忘れていたというか。あのときトリートメントしなかったのが原因なのかどうこうではなく、単純に君の姿勢が良くないのだよと教えていただいた気がして、飼育に対する心構えが変わりました。
 余談ですが様々なドラマや映画を見たことも少なからず影響していると思います、エヘヘ。

ドラス倶楽部 #13



 アナドラスグリプスです。おそらくマックスサイズ、これで全長20cmギリ無いくらいだと思います。肌色が入った写真は嫌いなのですぐ消しちゃうことが多いのですが、この写真は大きさがわかりやすいので残してました。体型良しでお気に入りです。2匹飼ってます。

 栃木で滞在してました。栃木のピラニア神とおしゃべりできたのが非常に嬉しかったです。
 帰りにペスカといしいずに寄りました。ペスカは二度目、いしいずは初めてでしたがどちらのお店でもムキムキ店長に対応をしていただきまして、とても楽しかったです。

 ALWAYS 3丁目の夕日を見ました。ミーハーなので有名な映画をチョコチョコ見てるだけですが、私が見た中では今までで1番感動して泣きました。2番はローマの休日、3番はフォレスト・ガンプです。我ながら素晴らしいミーハーっぷり。
 泣けるから良い映画って訳ではないのでしょうが本当に良かったです。様々な形でも確かに愛は存在して、愛で人は成長していくんだなぁ。
 こんなキモい感想なんか書いちゃうと烏合の衆と同じか、それ以下、なんでしょうが強い感銘を受けました。

 また、金曜ロードショーがジブリ週間だったのでトトロとラピュタを見ました。言うまでもないですが何度見ても本当に素晴らしいと思います。
 サツキとメイのワクワクする感情やパズーとシータがドキドキする気持ちなど、単純な心情がスッと伝わってきてあっという間でした。
 宮崎駿監督は子どもに向けて夢を感じられる映画として作ったようですが、しょーもない歌や映像がバズる(笑)今、大人でも阿呆はジブリを見て感性を叩き直した方が良いと思います。

ドラス倶楽部 #12

 

 飼育しているロボコップドラスですが、ちゃんとした写真がないのでまた今度撮ろうと思います。
 よく潜る魚でちゃんと底砂を敷いて飼ってやりたい魚ですね。飼ってればわかりますが餌をやればやるほど分厚くなります。どの分厚さが正解かわからんので未だ模索中です。

 8月も中旬、日中は唸るほどの暑さですが夜になると涼しくなってきました。テレビニュースではススキが穂を伸ばす写真とともに「秋の気配が少しずつ近づいています」と。ありふれた言い回しかもしれませんが、クソったれな世知辛いトピックスが多い中、改めてすてきな日本語だと思い少し感動しました。

 日本人ですから、やっぱり仁義と四季を大事にしたい。思い返せばちょうど三年前の高校1年生の夏が今の私を形作る大事な瞬間だったような気がします。人にはかなり迷惑かけましたが、、、

 夜中やし、ブログやし、格好悪い話をもう少し、思い出っていうのは忘れたくないものです。ただ、書いて残しておくべきか、忘れるから思い出なのか、難しいところですよね、いやホントに。
 あの頃の空気、音、気持ちって私にとってはすごく大事です。友だちと行った熱帯魚店のむわっとした空気、肘が当たるだけでドキドキした教室、初めて聞いたあのCD 、ぬるい夜風に吹かれた修学旅行、こんな風に人それぞれにたくさんの思い出があると思います。結局ちょこっと書いたので残っちゃいますが、他にもたくさん、きっとこれからもたくさん。エモいとかいう汚い日本語でまとまらないくらいには大切です。
 とりあえず今の私はそんな思い出、ドラス、ブランキージェットシティ、美味しんぼの4本仕立てでできております。

 まだボク思春期なのか、こないだインサイド・ヘッドを見たからなのか、夏が終わりそうだからなのか。なんかようけ喋りましたな。

ドラス倶楽部 #11



 初出しのアカンソドラス カイクビです。買うつもりはなかったのですが、たまたま連れてってもらったペットショップで激安でして、そのまま不可抗力で我が家におります。老成個体なのかボロってましたがゆっくり回復してきています。

 アカンソドラスについては前から調べているのですがなかなか一筋縄では行きません。きっと学名ではカバーできていないだろうし、よくわからんやつはスピノシッシムスにしとけばええんでしょうが。それでは楽しくないのでコツコツやっとります。

 もう少しドラスの話をすると、最近はオキシドラスが飼いたくてたまりません。3種類いますが主に稜鱗の数で見分けられるみたいです。

 この前ペットショップでみたコロンビアから来たオキシドラス、20センチ弱でしたが幼魚斑が無く小顔!ペルーのやつとは別モノで即ズッキュン。お値段も別モノでその日は寂しく手ぶらで帰宅しました。
 あいつはホントに稜鱗の枚数は多いのかな、数えられるのは購入者の特権というものでしょうか。待ってろよコロンビアンオキシドラス!

 ドラスボーイ木村の近況報告〜。日曜劇場JIN完結編を見終わり、そのまま民王、アンナチュラルを視聴しました。
 言わずもがなJINは良かった。シーズン2でも褪せることなくヒジョーにおもしろい。人の心は世界の決まりごとをも凌駕する、号泣です。ストーリーが肝の真面目なドラマですのでカロリーを消費しますが、評判通りの良作です。マジで感動した。
 民王は出演者が良さげだったのと池井戸潤原作というので見始めましたがおもしろかったです。他のドラマでMISIAに泣かされ続きだった僕には良い緩みでした。
 アンナチュラルは評判が良かったので見始めましたが、ヒジョーにおもしろい。ストーリーもありながら1話完結の側面もあり、これまたドラマらしいドラマでした。8話でビチャビチャに泣き濡れました。今、米津玄師のLemonに激ハマりしてます。

 次はカルテットとかコウノドリとか見ようかしら〜

ドラス倶楽部 #10

 

僕が初めて買ったドラス、ホワイトライントーキング〜。世界で最も優れたビジュアルの魚!舐めまわしたいくらい好きです。小さいのいっぱい買って60に突っ込もうかしら。
こいつだけは死んでも保管して、僕が死んだときに棺桶に一緒に入ろうと思います。
逆にビジュ最低はアカマンボウ、言葉にするだけでも悍ましい。ブサイクというよりキライです。

今日から夏休み、最高の気分です。採集行きたいし、映画ドラマ見たいし、ちゃんと毎日寝たいし、冷たくて美味しいもの食べたい。
理解のある方からの出資お待ちしております。

ドラス倶楽部 #9



ビオトドマ ワブリニをペアで飼い始めました。1ヶ月ほど前にたまたま見かけて、それからというもの、透き通るような白と頬に光る青を思い出してはズッキュンです。綺麗な白い女の子の腕みたいな魚でちょ〜タイプ。
魚を好きになれるのは才能ですね、今まで気づけませんでした。ビオトドマも怯えがちですから、ゲオとかサタノペルカとか気に入ったやつと出会えれば増やそうと思います。

最近はアチーって感じで勘弁して欲しいです。ただ、暑くなればなるほど街の人は服を脱ぎ出す、都会なら尚更ですな。え、いいんですか!みたいなチャンネーもチラホラ見かけますが、非常にお洒落なのでそのようなファッションは是非流行って欲しいものです。
御堂筋線が日本人が多くてナウい姉ちゃんもいてちょうど良いですわ。東海道線はサラリーマンが多いです、お疲れさま。阪急は学生が多いですし、環状線は外国人が多い!
なんなんでしょうね。外国人こそクールビズの鬼みたいな格好が多いのに何も感じない。日本男児に大和撫子、これマジやで。

ドラス倶楽部 #8



久しぶりにメガロドラスが動いていたのでパシャリ。飼い方が良くなくて泳がせてやれてないので体つきは少し崩れていますが、まだまだこれからです。わかってはいるので早く良くしてやらねば。
黄色いやつはホプロドラスとかいう名前で売られていますがメガロドラスと同じですから、気にしないで好きなのを飼いましょう。子供の時黄色くても、大人になればだいたい同じ感じになると思います。

ブラジルの吻が突出している個体、アレはかっこいいですね。普通の飼育環境であればまぁ普通の顔つきになるそうです。洗濯機水槽を用意して飼ってみたい、、、

周囲の影響もあり、最近はドラスはもちろん、シクリッドにアツくなってきています。ドラス熱が下がったというよりドラス熱はそのままにシクリッドにも飛び火した感じです。起きてる間に魚を考える時間が増えました。もう魚が好きじゃなくなっても引き戻せないなと感じます。もしかするともう好きにならざるをえない呪縛になっているのかもしれません。

そんなこんなは全部この夏のせいでしょうか。

ドラス倶楽部 #7


ネグロからきた、たぶん本物のアストロドラスです。アンブリドラスと比べると目が大きかったり、各ヒレが長かったり、からだがトゲトゲしていたり、色が明るかったり。まとめると全然別モノってことです。
入荷されてすぐ買いましたが人工餌食べました。ドラスはワイルドでも平気で人工餌食べるので助かります。ただ人工餌食べない場合はなにあげても食べません、残念。
写真の個体は結構痩せてます。というのも夜中アホみたいに泳いでるみたいで、食べさせてもなかなか太りません。その方がカッコよくなりますし私としてはありがたいのですが。水流ポンプおいて餌やりと水換え頻度を増やしてやるかな。

1週間続けてみて、やっぱり毎日はめんどくせー。これからはツイートの代わりにブログでという形にして不定期更新していこうと思います。元はといえばブログを更新し始めたのはツイッターでは文字数が制限されることも理由の一つですし、ちょうど良いでしょう。

ドラス倶楽部 #6



オリノコドラス。病気で殺しましたが、こいつは飼ってから良さがわかる魚です。まだ子どもだったからか、肌の質感、白の上品さは他の魚には出せない雰囲気でした。なんというか、一切のテカリはないものの妖しく光っているような… 泳げば飛行機雲のような残像がスーッと残るような…思い出補正でしょうか。

野外に放置している水槽にボウフラが沸き始めたのでベタにやってみましたが冷凍赤虫の方が嗜好性良いです。せっかく生き餌を、と思ったのに。もうしません。

今日は日曜劇場JINを見終わりました。非常に感銘を受けまして、次は完結編を見ようと思います。私は2話から3話で号泣しました。人の信念というか芯というか、そういうものに弱いんです。
でも完結編…2期というのは1期よりおもしろくなるか心配です。

京都に散歩に行って野生のフウラン、タヌキモ、ジュンサイ、ハッチョウトンボなどを見せてもらいました。貴重な種を守るというのはその種を守るかことではないですね。その木を守る、隣の木も守る、目には見えない菌を守る、環境を守る。その場所を守らないことには続きがないようですね。素晴らしい日曜日でした、感謝です。

では、口から火を吹きながらキツい平日を迎えます。

絵描きの口笛

 今回は普段イラスト作りを頼んでいるヘンジーさんの作業に密着させていただきます。


 せっかくなのでヘンジーさんの作業机を掃除せずに写真を撮らせていただきました。基本は図鑑やインターネット、私の写真からモデルを集めてiPadでアプリkeynoteに指で書き込み、適当にお菓子つまみながら、CD聴きながら気楽にやってるそうです。



さて今回は以前作ってもらったアンブリドラスの書き直しに密着します。

私 ではヘンジーさん、お願いします!
へ ハイハ〜イ!


私 基本は写絵なんですよね?
へ ハイ!
私 ヘンジーさん、基本のモデルはこの写真に決めたんですね。
へ …
私 返事は?
へ あ、ハイ!



私 これは写真を重ねながら指で描いているんですか?
へ ハイ。
私 それぞれの写真の良いところをかいつまんでいくんですね。ちなみに今写っている写真はおでこだけしか使わないみたいです。
へ ハ〜イ。


私 だいぶ進みましたね。ベースの写真とは線がズレてるようですが大丈夫なんですか?
へ ハイ!
私 普段の感覚で色んな写真から選んで各部位を書き込んでるようです。そうすることで同じテンション(同じ角度や光の当たり方)の魚を描けますね。ちなみに今回は合計で何枚の写真を使いました?
へ …
私 あ、えーと5枚とか?
へ High
私 …6枚か?
へ ハイ。


私 順調なように見えますが、気に食わないようで?
へ ハイ。
私 体高が一番高くなるところがズレているのが気に食わないと、なるほど。分厚くなっている部分を赤↕︎から青↕︎に描き変えるみたいです。


私 確かに変わりましたね。頭の中にあるイメージに近づきました。
へ ハーイ。


へ ハイ!
私 シャクレていたのを直して下絵の完成ですね!
へ ここまでで三時間半ほどかかりました。
私 ん?それではようやく色塗りの工程に入りましょう。


私 なんですかこれは、説明して。
へ ハイ。色をコピーペースト出来る機能を使って一枚一枚重ねて眼を作ります。コピーしたまんまの色に違和感があれば適宜調節します。
私 普段は普通に喋るもんね。
へ ハ〜イ。


へ 線で囲まれたところを塗りつぶす機能もあるので、それを使ってどんどん細かい模様をつけていきます。


へ 模様の輪郭を描いては塗り潰しの繰り返しです。
私 ここもなるべく平均的な個体のイラストになるように、今まで見てきた経験からなるべくベーシックな模様を描いているそうです。
へ ここら辺は写絵というより普通に描いてます。

へ そんなこんなで出来たそれぞれの部位を重ねて完成です。
私 ここが1番楽しいとこなんだよね♪


へ 色塗りも三時間半ほどですか。
私 たぶんね、そんなところ。


私 というわけで完成しましたね。
へ ハイ!
私 最初に決めた基本のモデル写真とは色や形がかなり違ってますが。結局合計で七時間ほどでしたね。
へ ハ〜イ。
私 平均値の個体を作り出したって感じです。

描き方はコレで終わりなのですが、続けてヘンジーさんはこう語ってくれました。

 私がイラストをこう描いているのは魚をみる「感覚」を掴みやすくするためなんです。
 特に茶色の地味な魚ほど違いがわかりにくいものです。それをイラストにして単色のベタ塗りにしたり、簡略化することによって見やすくなりますよね。更に、イラストを見てから写真を見ることで、どこに注目したらよいのかもわかります。


 例えば模様の位置、色の変わる境界、顔つきなど。普段ずっと観察して見慣れた人なら一目見てわかる、その「感覚」を慣れない人にもなるべく伝えたいんです。平たく言うと、私の目にはこう写っているぞっていうイメージの具現化になります。
 基本は写絵ですが完全な写絵とは違います。解像度の高さでいうと写真はイラストより優れていると思いますし、写絵にはあまり意味を見出せません。写実主義の衰退と同じです。
 ただ簡略化されたイラストには、いわゆる感覚的な解像度が写真よりもずっと高いものがあると思われます。感覚を伝えたいという私の目的にもかなっています。だから私は印象派が好きです。
 その場の空気、匂い、温度の表現は写実ではなかなか叶いません。ドブネズミも写真越しに見てはなりません。感覚を伝えるとはそういうことだと考えています。ただ、決してカリカチュアになってはいけません。図鑑という役割を目指す上で嘘はつけないからです。そのため尾鰭の軟条などよくわからない部分は空白のままにしてあります。つまり、私はどこまで精密さを担保しながら正直に簡略化できるかを攻めている訳です。
 魚を見たまんまで伝えるにはどうすれば良いのか。答えはそれぞれの魚を自分の頭の中で、同じ角度、同じ明るさで作り出し、最低限違いがわかるまで簡略化したイラストにすることなんです。

私 最後にヘンジーさんの名前ってどっからきましたの?
へ 好きなバンドのボーカルのあだ名がベンジーだから。ハイ。
私 返事ーとかは関係ないんかい…