月刊アクアライフ ドラスキャット大集合

 長いこと探していた「月刊アクアライフ1986年6月号ドラスキャット大集合 特集」をついにゲットしました!うれしい〜

 私よりずっと歳上の雑誌です。最近のアクアライフでは小特集で小型ドラスや大型ドラスを取り上げていましたが、写真は綺麗なものの、せいぜい見開き数ページの文量で読み応えに欠けていました。
 しかし、このドラス号はページをめくるとドラス。さらにめくってもドラス、飛ばしてめくってもパラパラ見てもドラス。特集というだけあってドラスキャットでビチャビチャ!とてもうれしい。文章は名声、悪名ともに高い松坂實。ところどころでコリドラスとドラスが比べられ、ドラスの素晴らしさが強調されています。
 出版された頃はまだメガロドラスが日本にほんの数匹しか入荷されていない時代だったようです。古い雑誌なのでこれホンマか?みないな所があるのは仕方ないですが、写真◎、文章◎でおもしろかったです。

Agamyxis albomaculatus

Agamyxis albomaculatus (Peters, 1877)について。

1. 基本データ

Agamyxis albomaculatus (Peters, 1877)

 スポッテッドトーキングキャットの名で流通する10cmほどの小型ドラスで、コロンビア、ベネズエラのオリノコ川流域に分布します。写真の個体はコロンビア産として購入したのでとりあえず本種として紹介します。Agamyxis の語源はギリシャ語のagan(多い)とmyxa(粘液)からです。もちろんナマズの仲間なのでヌルヌルはしますが名前になるほどではない気がします。
 また、ペルー、ボリビア、エクアドル、ブラジルのアマゾン川流域には同属の Agamyxis pectinifrons (Cope, 1870) が分布しています。アガミクシス検索でまとめていますので是非ご参照ください。なにやら浮きぶくろの形で見分けることができるようですが… 残念ながら外見上の違いは把握できていません。飼育していく過程で何かわかることがあればまたブログにて記事を書こうと思います。

2.ギャラリー

 まだまだ子どもですのであどけない雰囲気がしていますが、成長していくにつれてどんどん太々しくなっていきます。それはそれで楽しみです。

模様が多く、綺麗な個体だと思います。

メスでしょうか?成長が楽しみです。
 
ええ雰囲気してます。

よく食べるので見ていて微笑ましいです。

3. 飼育について

 砂に潜る系ではなくシェルターに隠れる系ドラスです。一口に隠れるといっても彼らは「ピタッと感」を求めるようです。シェルターに隠れるせよ、流木の影に隠れるにせよ、逆さになろうとも自分のお腹を壁にペタッと貼り付けるようにします。


 餌をやるとちゃんと出てきてよく食べてくれる良いドラスです。ただ一つ注意点はシェルターから引っ張り出そうとすると、胸鰭をロックして抵抗してくることです。そうなるともう出すのは不可能ですし無理やり押したり引いたりしてもドラスが怪我をしてしまいます。掃除の際には億劫ですが慣れてくると隙を見てヒョイと出せるようになるので気長に付き合ってください。